経費を下げたい
経費は人件費とその他経費に分かれると思いますが、
いちばん最初に出来るその他経費を下げる具体策から
お話させていただきます。
経費は変動費、固定費といわれます。私もよく使用していました。
しかし、固定費という言葉は絶対必要で、削減は無理、できない
というイメージがあるので使用しないようにしてください。
また、我々会計人でも陥りやすい間違いは、経費削減といったら、
まず交際費を、というように勘定科目で判断することです。
経費を分ける時に重要なのは「必要経費」か「冗費」かということです。
「必要経費」とは、売上を伸ばすことにつながる経費
「冗費」は逆です。売上につながらない経費や公私混同経費などです。
「冗費」を限りなくゼロにすることを目指してください。
勘定科目で見るのではなく、売上につながるか、つながらないか
という視点で経費削減を実行してください。
交際費も売上につながるのならどんどん使って下さい。
ではどのようにして経費を「必要経費」と「冗費」に分けるのか。
それは元帳を使うのが一番よいでしょう。
元帳を出力し、「必要経費」は赤、「冗費」は青でマーカーしてください。
青でマーカーした経費は次回から使わないと決めるようにすると
「冗費」は自然と削減されるでしょう。
実はこの方法は私の子供が小さい頃行っていた方法なんです。
幼稚園の年中さんのときに初めてお年玉をもらうようになったので、
かみさんから小遣い帳をつけるようにいわれました。
1年後残ったお金はゼロでした。
そこで2人(うちの子は双子のもので)がやったことは、
無駄だと思った支出をマーカーしていきました。
そこではっきりしたのは、2人が無駄だと思った経費はカードゲームと
駄菓子でした。翌年からカードゲームはやらなくなり、駄菓子も控える
ようになり、年末にはDSのソフトが購入できたうえで3千円残りました。
収入をみると年間で1万円くらいだったので、かなり効果がある方法だと
感じました。
単純な方法でも効果はありますので是非お試しください。