原価率1%にこだわる
- 原価を下げる、コストダウンで間違った方法は、仕入先や外注先に
もっと安くしないと買わない、とか仕事を出さない、とか脅してコストダウンを図ることです。 仕入先や外注先がいるから商売ができるのです。
経済的元氣な会社というのは、そこで働くすべての人が幸せでなけ
ればなりません。自分だけとか、 自社だけというのでは経済的に元氣とはいえないのです。
売上先だけでなく、仕入先、外注先も大事にしてください。
では、どうすればいいのでしょうか。
まずは、社内でできるコストダウンから始めることです。
社内でできるコストダウン5つの視点をご紹介します。
1.人のコストダウン
給料を下げたり、リストラによるコストダウンではありません。一
人二役、三役体制に するように考えることです。社員に任せるのではなく、社長自ら新
しいテーマを一人一人に 与えて、新しい仕事をさせる。社員の成長にもつながります。
2・物のコストダウン
デフレ経済では在庫は持たないほうがいいです。毎月実地棚卸をす
ることから始めてみましょう。 棚卸の作業をすると、早く売るべき商品が見えてくるはずです。在
庫は早く売って現金化しましょう。 3.時間のコストダウン
早く納品することです。納期が迫ってくると、突貫作業になったり
してコストアップになることが 多いものですし、ミスや事故につながり不要な経費も発生してしま
います。 また、意思決定は早く行うことも必要です。意思決定の遅れで時間
のロスが生じます。 4.情報のコストダウン
物に棚卸があるように、情報も棚卸して下さい。たとえば半年間使
わない情報があるなら捨ててしまうとか、 以前は役に立った情報が今も必要か、複数で同じ情報を共有するた
めの作業をしていないかなどです。 5.環境整備でコストダウン
これは大きなコストダウンにつながります。店舗、倉庫、工場、事
務所、トイレ、車などを掃除する。 または、掃除の質を高める。そうすることによって不良返品、納期
遅れ、事故が減少することによって コストダウンにつながります。
他社にコストダウンを要請する前に上記5つの視点でコストダウン
が図ることができないか、 よ~く考えてみてください。