在庫を減らそう!
資産の部の勘定科目を限りなく「ゼロ」に近づける具体策の第2弾
在庫を減らす具体策を話したいと思います。
在庫は売上・利益の源泉であり在庫が多いほど売上につなげるように思いがちです。
しかし在庫を増やすと大きな落とし穴に陥りがちです。
それは、
- 在庫はお金である。→在庫が多いほど資金が必要になる。
- 在庫は生き物である。→在庫が多いほど売れ残りのリスクが大きくなる。
資金繰りを良くするためには。在庫は出来る限り減らして事業を行うのが鉄則です。
在庫を減らすためにはまず、実地棚卸を徹底的にしてください。
実地棚卸をしていない会社は多いと思います。それは実地棚卸をしないことによって、
社外の人に迷惑をかけることはまずない、というのが本音ではないでしょうか。
納品、支払が遅れればクレームが来ますが、実地棚卸が遅れることによりクレームが
来ることはまずありません。
逆に会計事務所から、決算があがらないので早くしてくださいと言われると面倒だなあ、
と感じられるのではないのでしょうか。
在庫はお金と同じ。お金を数えない方はいらっしゃらないと思います。
これからは在庫はお金と思って、実地棚卸を行ってください。
実地棚卸を徹底すると、在庫を大事にする意識が高まり痛みが減り、また無駄なものを
買わなくなるので在庫金額が減ります。
ロスも減って粗利益も上がることも大きいですね。
在庫を徹底的に行うためには、社長以下全員で行うことです。
社長は処分など具体的な指示が出せますし、何より早く終わります。
早く正確に行う秘訣は、普段の整理整頓に尽きます。
店舗、工場、倉庫、バックヤードの5Sです。
5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・躾です。
こんなものでいいだろう、ではなく、徹底して行ってください。