個人の確定申告が2年連続で一か月延長

緊急事態宣言の延長を受け、国税庁は2日、確定申告の期限を1か月延長すると発表しました。全国一律で申告期限を延長するのは、去年に続いて2回目です。

 「十分な申告期間を確保することで、来所者を分散し、申告会場の混雑回避を徹底する」(国税庁 長官官房 細田修一総務課長)

 確定申告の期限は、所得税贈与税が3月15日、消費税が3月31日までとされていましたが、緊急事態宣言の延長を受け、国税庁はいずれも4月15日まで期限を延長すると発表しました。全国一律での延長は去年に続き2回目です。  

2019年分の確定申告では、これまでに税務署などの申告会場におよそ380万人の納税者が訪れていますが、期限を延長することで会場での混雑緩和を図る狙いがあります。

私が所属する葛飾支部は小規模事業者の確定申告相談会は中止となりました。私が税理士に登録した1999年から22年間で初めてです。税理士会でも苦渋の決断だとおもいますが、毎年相談会へ来訪される方が心配です。来年こそは通常に申告期限の延長もなく、相談会の開催が望まれます。

最後に消費税の申告期限は3月31日ですが、延長は1か月ではなく4月15日です。お気を付けください。