3月決算法人
日本の中小企業の20%は3月決算です。
法人は決算月の2ヶ月後に申告するため、たいていの会計事務所は繁忙期になると思います。
ここで3月決算にしている意味を考えてみましょう。
私のお客様にお聞きしてもなぜ3月決算なのかと明確にお答えできる社長は多くはありません。
年度末だからという理由が多いですが、取引先に合わせてというお客様も多いです。
会社側は決算だから会計事務所に何度もお会いしたい、お聞きしたいこともあるので、連絡は
どうしても多くなるでしょう。逆に会計事務所では申告件数が多いためどうしても連絡がとりにくく
なってしまうこともでてくると思います。
ですので閑散期に進めた方がレスポンスもより早くできる可能性が高いので、お互いに精神的な
ストレスを抱えずに済むことが多いのです。
また、3月は会計事務所によっては個人の確定申告が中心になって3月までにやっておかなければ
ならないことや、来期の経営計画を一緒に考えてくれることに時間をとっていただけないことも
でてくると思います。
今までお話ししてきた経営サイクルを一緒に考えていくためにも3月決算にする必要がなければ、
一度考えてみてください。