オンデーズの人事制度

今は年商340億円のメガネチェーン店の「オンデーズ」。しかし2008年当時は50店で

年商は20億円ながら負債は14億円を抱えており、倒産の危機に瀕していました。

その「オンデーズ」を買収し、社長に就任したのは当時30歳の田中修治さん。

その人事制度が意外のものでした。

2期連続赤字でしたが、50店の各店があと2本メガネを売ることができれば黒字になると

気づいた田中さんは、その2本を売ってやるといい実績者を昇格人事させる、いわゆる

「えこひいき人事」。その人事制度で業績を回復した後は、今度は社員総選挙で上司を

決める選挙制度を導入されました。こういうポジションがほしいと言ったところで

社員自ら立候補し、社員の選挙によって決めるようです。

田中さんは、誰がなっても不平不満はでてくるので、それなら人選を透明化させようと

考えたようです。

また、会社が変わったと感じる瞬間が組織図を変更したことにあったようです。

通常はピラミッド型ですが、オンデーズの組織図は円形になっており、社長は一番中心にいる

形になっています。それは社員が上を目指すのではなく、中心を目指してほしいという意図が

あるようです。